こんにちは!おきです。初めましての方は初めまして!知ってるよって方はありがとうございます。
今回は公務員やってるけど今のお給料じゃちょっと・・・、もっと魅力的な仕事ってないのかなぁ。せっかく難しい試験を合格して公務員になったけど、本当に今のままでいいの?どうなの?って悩みを抱えてる方に対して、転職する前に一度冷静になって考える、少しでも参考になる情報をお伝え出来たらなと思います。
公務員は安定している?結構不満があるみたい。
そもそも公務員から転職したい人なんているの?と思ったそこのあなた、意外といるんです。私も知人からお話を聞くことがあるのですが、「公務員はホワイトな環境と思っていたけど意外とブラックだ」、「部署ガチャに失敗すると全く帰れない」など、職場環境に対することや、「お給料がやすい」、「同じ年で就職した友達はもっともらっているのに自分なんて・・・」など、お給料に対する不満が結構あるみたい。そもそも「公務員は低収入で安定しているよね!」なんて自虐に走ることもあったり?・・・笑。よくみんなが抱いている公務員は安定しているって幻想なのかな?
公務員のボーナスと平均給与
安定といえば公務員は年2回必ずボーナスがもらえるのは大きいかなって思う。コロナの時はボーナスどころか仕事がなくなることだってあった。自営業だと職種によっては大きな借金を抱える人もいた。毎年国家公務員のボーナス支給額を聞くと「高いなぁ・・・」って感じるけど2023年の金額っていくらだったんだろ?調べてみると、約637,300円!(「令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」※内閣官房内閣人事局)。年2回って考えると約130万円くらい。確かに多く感じるかも。
平均給与についてはどうだろ?人事院給与局発表の「令和4年国家公務員給与等実態調査」によると 413,064 円(平均42.5歳)とのこと。
安定してボーナスと給料がもらえたら結構な額になるかも・・・確かに安定しているのかな。でも国家公務員と地方公務員は違ったりするし、どうなんだろう、比較してみよう!
国家公務員と地方公務員の初任給
ここでは分かりやすく初任給で比較していこうと思う。国、県、市として比較したいので北海道を例にとってみよう。※各自治体のHP採用情報などを参考。
〇国家公務員:222,240円(2023国家一般大卒程度行政職)
〇北海道職員:185,200円(2023行政職大卒新卒)
〇札幌市職員:190,756円(2023大卒の部一般事務)
こうしてみると結構違いがあるみたい、特に北海道職員が少なく感じるけど国家公務員の初任給が高いかな?って気もするね。それでも初任給が違うとボーナスも結構違ってきそう。
うちの自治体はもっと初任給低いな・・・なんてところもあるかも、国・県と政令指定都市の初任給を使っているからもっと低い自治体もやっぱりあると思う、みんなも初任給が気になる場合は地元の市区町村の公式ホームページの採用情報を検索してみてね!
ちなみに公務員に限らない平均的な初任給はいくらになるんだろう?公務員は安定してるっていうし、結構高いんじゃないの?ちょっと調べてみたよ。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると大卒の初任給は210.2千円。調査が、令和元年までしか実施されていないから少しデータが古くて、実際にはもう少し高い金額になっていると思うよ。こう考えると国家公務員の初任給は確かに”平均”になっているのかも。ちなみに、公務員の初任給は基本給を記載していて諸手当が含まれていないからあくまで参考程度だよ。
※「初任給(厚生労働省データに係る)の定義:通常の所定労働時間、日数を勤務した新規学卒者の令和元年6月分の所定内給与額(所定内労働時間に対して支払われる賃金であって、基本給のほか諸手当が含まれているが、超過労働給与額は含まれていない。)から通勤手当を除いたものである。」
あれ、国家公務員の初任給が高いかな?と思ったけど意外とそうでもない?というか、地方公務員は平均的な初任給より結構低いのかも。諸手当といっても残業とか通勤手当以外だと、住居手当とかかな?実家暮らしだとあんまりつかなそう・・・。大卒を比較対象に挙げてたけど高卒だともっと低い金額だし・・・安定的にお金はもらえるけどゆとりのある生活ができるほどの充実した金額ともう少し違うのかもしれない。
〇夕張市職員:176,000円(令和5年度一般事務職員大卒)
ちなみに、知っている人も多いかもだけど日本で唯一財政破綻した夕張市の初任給は上の金額になる。この金額からは社会保険料とか諸々の控除(3~4万円くらい)すると手取りは13~14万円くらいになる。実家からなかなか出たくなくなる金額かも。
日本には多くの田舎の自治体があるからこの金額って結構低すぎる金額じゃないんじゃないかなって思う。そりゃこんな金額じゃやってられん!ってなるかも。
窓口で「あなたたちは私たちの税金で食べてるのにもっとちゃんと対応できないの?」なんて言われた日には悲しくなって、安い給料で仕事も激務でなんなら自分も税金払ってますけど・・・って、こんな仕事やめてやるー!!!!という方程式が成立しちゃうね。
それでも休みは多い公務員
公務員のブラックなところが見えてきたような気がするけど安定ってやっぱりあるんじゃないかと思う。それは土日祝をしっかり休めること。検索してみるとわかるけど、有給休暇も年間20日、しかも民間企業と違って4月1日に20日がまとめて付与されるみたい、けっこう手厚いと思うよ。まあ、1年で20日も休むって結構難しいような気もするけど・・・笑
ちなみに使わなかった分は翌年度に繰り越せるから2年で最高40日の休みがあることになるんだ。※それ以上の繰越はできないよ。使わなかった分はそのままゴミにポイっとなります。
40日もあったら世界に放浪の旅にも出ちゃえそう・・・
育休・産休・病休が取得しやすい
有給休暇の他にも休みが取得しやすい環境にあるよ。例えば育休だと国家公務員は「国家公務員の育児休業に関する法律」の第3条により子供が3歳に達する日まで育児休業を取得できるとされいているんだ。一般的な会社の場合は職場の就業規則が適応されるか就業規則がない場合でも「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(いわゆる育児、介護休業法)」の第5条によって、「1歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる」とされているよ。どちらも法律によって休業が保証されているんだけど、公務員の場合は民間企業と比べて3倍の期間休業することができるんだ。
でも、「法律で定まっているからってホントにそんな期間休業する人なんているの?」と思うよね。おきもそう思います。じゃあ調べてみようってことで内閣官房内閣人事局の報道資料「国家公務員の育児休業等の取得状況のフォローアップ及び男性国家公務員の育児に伴う休暇・休業の1か月以上取得促進に係るフォローアップについて(令和4年12月6日)」という資料を見てみたよ。
これによると女性職員の育休取得率は104.2%、男性職員の育休34.0%となっています。女性100%超えってどゆこと?って思ったけど集計の期間で同じ人が複数回取得したりして100%を超えるみたいなんだ!にしても男性も3割以上育休を取得しているなんて結構多いなって感じたよ。イクメンがどんどん増えているんだね。ちなみに、育休の取得期間としては女性が平均16.5月、男性が1.8月で女性は1年半くらい、男性でも2か月くらい育休を取得しているんだ。女性の2年以上の育休取得率は22.3%と2割以上も取得しているんだね。
調べてみると確かに育休の取得について考えると結構優遇されているなって感じるね。
ちなみに産休も病休も同様に法律によってしっかりと保証されているんだ。
仕事を辞めたくなるくらいつらい状況なら、一度病院に行って診断してもらうことも必要だと思うよ。職場に迷惑かけることになってもあなたの人生はあなたの行動でしか前に進まないよ。他人のために自分を犠牲にした時間は戻って来ないからあんまり悩まず病院へgoだね。
公務員の病休は国家公務員の場合「一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」の第16条、第18条において規定され期間については「人事院規則一五―一四(職員の勤務時間、休日及び休暇)」の第21条で90日を超えない範囲で取得することができることになっているよ。
仕事が忙しいと自分が病気にかかっているなんて分からなくなることだってあると思うし、知らず知らずのうちにうつ病などにかかっていることだってある。自分の体に異変を感じているなら一度病院に行って医師の診断を受けることをお勧めするよ。仕事を辞めるのはそのあとだって遅くないとおきは思うよ。
転職する前に考えるポイント
ここまで給料、休暇の面で公務員の現状と民間企業の現状を整理してみたけどどうだったかな?個人的には公務員をやめたいなって思ったら積極的に転職活動するのがいいと思うよ!でも「今の仕事辛い、一度やめてからゆっくり休んで転職活動しようかな・・・」なんて思っているそこのあなた!ちょっとまって、一度立ち止まって冷静に考えてもらうことも必要かなって思うよ。
おき的公務員が転職する前に整理しておいたほうがいいことは次の通りだと思うよ。
①お給料の不満。10年後解決するかな?
②仕事がつらいの不満。公務員の仕事がつらいの?今の部署がしんどいの?
③結婚や子育て、将来のライフプラン想像してみた?
上の3つは少なくともおきなら転職前に考えるよ。
①お給料の不満。10年後解決するかな?についてだけど、初任給とか働いて年数の少ない職員だと確かに不満はあるのかなって思う。友達でもっと稼いでる人の話を聞いたりネットで給料自慢のコメントなんて見たりすると会社に行きたくもなくなるよね。
でもさ、公務員は法律に従って給料もボーナスも出るし基本的にはクビになることもない、そして年1回ほぼ確実に昇給する。しかも民間企業で賃上げがあったらちゃんとそういった事情も昇給に反映される。これって結構メリットかも。確かに安定しているって感じ。昇給については初任給の金額と平均給与の差額で考えればだいたいどれくらい昇給しているかがわかるね。基本的に右肩上がりで昇給していくから、今の自分の給料と昇給についてしっかりと確認してその給料の悩みは将来解決するかな?って考えてみることが必要かも。
もちろん、「そんなこと言ったって今金が欲しいんじゃ!」って人は色々考えるよりも転職したほうがいいと思うよ笑
②仕事がつらいの不満。公務員の仕事がつらいの?今の部署がしんどいの?についてだけど、公務員の仕事ってホント多岐にわたるよね。例えば一般的な役所なら、税の部署、建設の部署、教育委員会、産業の部署、戸籍の部署などいっぱいある。正直部署ガチャ失敗したらめちゃくちゃ辞めたくなることもあるんじゃないかなって思うよ。自分だけがいつも職場の電気を最後に消すことがあったり、誰もいない廊下を一人でスマホの電気で照らすことがあるとくじけそうになる。
よっぽど酷いときは環境を変えることが必要だと思う。自分を変えられても環境を変えるのはなかなか難しい。潔く人事部署に異動を希望するのが大事。おき的には仕事がつらいで辞める場合、「部署の仕事がつらくて辞めるのか?」「公務員の仕事がいやで辞めるのか?」ここを突き詰めて考える必要があると思うよ。悩んだ末で公務員の仕事がいやなら潔く転職活動に精を出そう!
③結婚や子育て、将来のライフプラン想像してみた?についてだけど、調べてみた通り、やっぱり公務員って安定していると思うよ。将来結婚した時や、子育て、今とは違うライフスタイルになった時のことをしっかりと想像してみたり、シュミレーションしてみよう。子育て費用、大学の学費が必要になるとき人生で最もお金がかかる期間に給料が右肩上がりで上昇していてお金が借りやすい環境(公務員は信用があるから融資も通りやすかったりするよ)って結構魅力的に感じる。マイホームを買う。大きい買い物をする。新型コロナみたいな突発的な現象が起きたときでも”安定”という言葉が真に効力を発することがあるかも・・・
これまでの内容をしっかりと考えた上でやっぱり転職したいなって思ったら転職活動を始めてみたらいいかも。もちろん、まずは行動ってことで転職活動を始めてみて活動中に考えるのもいいと思うよ。考えすぎて転職活動に二の足を踏んでしまっては時間が無駄になっちゃうからね笑
終わりに
今回は公務員から転職を考えている人に向けて、考えておかなければいけないポイントについて一緒に考えてみたよ。皆さんのお役に立てれば幸いだよ!
ちなみに、今回紹介したデータはあくまで色々な公務員の情報の一部であって自分に合った情報は自分で調べてみてね!
ではまた、次の記事でお会いしましょ~、しゆー。
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